激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
住む世界が違うと感じることはあっても、ふたりは〝それがどうかした?〟というスタンスでいてくれるので、とてもありがたい。


加代さんのおすすめ、ラグーソースのバスタを頬張りながらおしゃべりを開始した。


「この前、お兄ちゃんに友達を紹介してよって頼んだんだけど、いないって言うのよね」
「いない?」


加代さんはあれからすっかり前向きになり、彼氏ゲットに積極的だ。

しかし前回のことがあるので、然るべき身元の人をというのが希望らしい。


「損得を考えて近づいてきたり離れたりする人ばかりだったから、積極的に友達を作ろうとはしなかったみたい。仕事で意気投合して仲よくしている人は数人いるみたいだけど」


そういえば、太一さんから友人の話は聞かないかも。

私も〝植物が友達〟の人なので、気にとめてもいなかったが、そういう理由でいないのはさみしい。


「御曹司って大変なんだね」


いや、加代さんもか。
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