激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
彼の実家で挙式の話も出たが、太平物産関係の招待客がかなりの数に膨れ上がりそうで準備に時間がかかるため、少し先になる予定だ。
「紬。順番が逆だけど……」
マンションに戻り、ソファにいた太一さんの前に淹れたてのコーヒーを置くと、私を隣に座らせた彼が話し始める。
「順番?」
「うん」
彼はジャケットのポケットからなにかを取り出した。
「あ……」
「勢い余ったプロポーズだったから間に合わなくて」
彼は私の前にリングケースを差し出し、その蓋を開けた。
そこには見たことがないほど大きなダイヤとそれを囲むメレダイヤがまばゆいばかりに輝く指輪が入っている。
「改めて。幸せにする」
「太一さん……。はい」
もう胸がいっぱいだ。
感動に浸りながら指輪を左手薬指にはめてもらうと、彼の指にも指輪が収まっているのに気がついた。
「ありがとうございます。太一さん、それ……」
「紬。順番が逆だけど……」
マンションに戻り、ソファにいた太一さんの前に淹れたてのコーヒーを置くと、私を隣に座らせた彼が話し始める。
「順番?」
「うん」
彼はジャケットのポケットからなにかを取り出した。
「あ……」
「勢い余ったプロポーズだったから間に合わなくて」
彼は私の前にリングケースを差し出し、その蓋を開けた。
そこには見たことがないほど大きなダイヤとそれを囲むメレダイヤがまばゆいばかりに輝く指輪が入っている。
「改めて。幸せにする」
「太一さん……。はい」
もう胸がいっぱいだ。
感動に浸りながら指輪を左手薬指にはめてもらうと、彼の指にも指輪が収まっているのに気がついた。
「ありがとうございます。太一さん、それ……」