激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「妻は、この先私が間違った道に進みそうになったら臆することなく諭してくれるでしょう。とても聡明な女性ですので社交界デビューなどたいした問題ではありません。もちろん、学歴や財力で優劣をつけるなんてくだらないことは絶対にしませんしね。本日はお暇します。紬、行くぞ」

「はい」


私は差し出された太一さんの手を取った。
すると彼は、優しく微笑みしっかりと握ってくれた。

きっと路子さんをはじめとしてここにいる奥さまたちは、カンカンに怒っているに違いない。


適当に話を合わせて下手に出て、にこにこ笑っていればこの場は丸くおさまったかもしれない。

けれども、それが将来役に立つとは思えない。

長いものに巻かれるだけの人生なんて、いつか後悔する日が来るだろう。

成長したいなら、自分を信じて突き進まなくては。


太一さんは、誰かに媚びたりせずとも自分で道を切り開ける人だ。
私もそうありたい。

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