激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「大丈夫。紬は紬のままでいいし、なにかあったら俺が守る」


太一さんの手が伸びてきて、私の頭を撫でる。

彼を信じていればきっと大丈夫。


「約束ですよ?」

「もちろん。約束破るなんて怖いことできないよ。紬に逃げられたくなくて必死だから、俺」


私に逃げられたくなくて?

目を点にしていると、彼は白い歯を見せた。


「竹内さんとお仕事やりにくくなりませんか?」

「奥さんはちょっと癖のある人みたいだけど、竹内さん自身はドライで仕事ができるかできないかという点のみで部下を評価するんだよね。それに、そもそも俺たちの世界は完全実力主義だから、まったく問題ない。竹内さんが俺の力を必要とするならプロジェクトに呼ばれるし、そうでないなら外れる。外れたとしても自力で別の仕事をとってくる」


上司の奥さまを怒らせては立場がないのでは?と勘ぐったが、平然としている彼を見ていると本当に問題ないようにも感じる。
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