激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「それより、せっかく時間が空いたからデートしよう。どこ行く?」
「仕事は……?」


さっき依頼されてなかったっけ?


「仕事なんて電話一本で終わらせたよ。俺を誰だと思ってるんだ」


彼はわざとらしくしたり顔を作って見せるので噴き出してしまった。

そうだった。
彼は有能で誠実な最高の経営コンサルタントで、私の自慢の旦那さまだった。


「それじゃあ、遊園地がいいです」
「遊園地?」


あれっ、ダメだった? 子供みたい?


「いえっ、違うところでも……」
「行こう。紬が遊園地好きなんて意外だなぁ」


どうやら引かれているわけでもなさそうだ。


「意外ですか?」
「うん。だって花と話をして一日終わりそうだし。インドア派かと思ってた」


う……。否定できない。


「あれっ、図星?」
「太一さんはどういうところに行きたいんですか?」


尋ねると、彼の眉がピクッと上がる。


「笑うなよ?」
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