激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
遊園地なんてとんでもないと思いそう伝えると、彼は笑顔で首を横に振る。


「その俺が、初めて一緒にキャンプに行きたいと思ったのが紬なんだ。実家を出たのも、干渉されるのが好きじゃないからなんだけど、紬とはいつもくっついて話をしていたいし、毎晩でも抱きたい」


最後の部分は別として、彼が初めてそう感じたのが私だということに感動すら覚える。

私も花に敵うものはないと思っていたのに、いつの間にか頭の中が太一さんで埋め尽くされるようになったが、それと同じかな。


「よかった……。それじゃあ今度のお休みはキャンプですね」

「おぉ。寝袋、ふたり用を買い直さないと」

「えっ、ひとり用を追加でよくないですか?」


ごく当たり前のことを尋ねたのに、彼は不機嫌になって口をとがらせる。


「俺、さっきなんて言った?」


さっき? 
……あっ。もしかして、『毎晩でも抱きたい』ってとこ? 
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