激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
近くにあった売店の列に並び、なににしようか考える。

コーヒー? 
うーん、でも気分が悪いならイオン飲料?

聞いてくればよかったと後悔し始めた頃、男性ふたりが私のうしろに並ぶ。


「おひとりですか?」
「いえ」


声をかけられて驚いたけれど、とっさに笑顔で答えた。


「連れはどこ?」
「あっちのベンチに……」


太一さんのほうに視線を向けたが、ここからは死角になっていて見えない。


「いないじゃん。ね、一緒に遊ばない?」


あれ、これはナンパ? 


「いえっ、結構です。彼と来ているので」
「だからどこにいるの?」
「あっちです」


しつこくされてベンチのほうを指さすと、肩に触れられる。

それが嫌で体をねじろうしたとき、「ここにいるよ」と声がして、腰をグイッと引かれた。


「妻に許可なく触れないでいただきたい」
「ハッ、すみません」
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