激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
「ううん。過保護大歓迎です」


今までも心配症すぎるのかな?と感じたこともあったが、『大切な人は自分の手で守りたい』と言われて納得した。

そういう意味では、私も彼を監視したいくらいだから。

忙しくしている彼のことを、ちゃんとご飯食べたかな?とか、休憩できているかな?と心配するのと同じだ。


「それじゃあ、もっと過保護にしないと」


太一さんは私の手を指を絡めて握る。


「体調は?」
「怒りで吹っ飛んだ」
「あはは」


結局、コーヒーをふたつ注文して、少しお腹もすいていたのでハンバーガーも一緒に楽しむことにした。


「これうまいな」


ベンチに並んで座った太一さんは、実に素直に頬を緩める。

この姿を見て、誰が彼を大企業の御曹司だと思うだろう。

仕事は完璧にこなす有能さを見せる一方で、ごくごく普通の感覚を持っている彼に笑みがこぼれる。

こういう人でなければ、結婚できなかったかもしれない。
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