激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
ごめんなさい、西田さん!


「そうか。働きすぎだぞ。万が一ヤバいときは手を貸すから、遠慮なく言ってこい」

「ありがとうございます」


私は引きつる笑顔でお礼をしてから、再び作業を続けた。


あちらから希望を出してくれない限り、担当交代は無理か。

西田さんも他のフローリストもそれぞれ仕事を抱えているし。
個人的事情で押し付けるわけにはいかない。

フローリストはプランナーと違い、装花の部分だけ携わればいい。

お互いに新しいパートナーと人生を歩いているわけだし、過剰に気にしないようにしよう。


頑張るか。
私は気合を入れ直した。



翌週の土曜日。私はローズパレスに向かうことになった。

本当なら休みのはずだったが、山村さまの次の打ち合わせが急遽今日に変更になったのだ。

こうした変更は時々あることだし、いつもならなんでもない。
しかし今日は、気を抜くと眉間にシワが寄ってしまう。


行きたくないな……。

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