激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
しかし、プライベートでは私を甘やかす最高の旦那さま。


大企業の上層部であろう人たちを前にしても、堂々とした立ち居振る舞いでゆっくり歩みを進める彼は、時折私の様子をうかがうように視線を合わせてにっこり微笑む。

だから私も落ち着いていられた。


会場の装花は、私の予想を上回る素晴らしい出来だった。

私がデザインしたもの以外にも追加で飾られている花があって驚いたが、これはきっとル・ブルジョンの仲間からの祝福の証だ。


いつもは陰から見守る立場だが、いざ主役となり会場に立つと、こうして新郎新婦の門出に彩を添えられることが感慨深い。

やはりフローリストは素敵な仕事だと認識を新たにした。


『私、幸せになるね。ううん、もう幸せ』


手元のブーケに心の中で報告してから太一さんを見上げると、彼はとびきり優しい笑顔で私を包み込む。


「愛してる」


そして私にしか聞こえないような小声でつぶやくので、目を丸くした。

しかし、私も伝えたいことはただひとつだ。


「私もあなたを愛してます」



END
< 333 / 333 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1,267

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

『おひとり様が、おとなり様に恋をして。』SS集

総文字数/3,587

恋愛(純愛)6ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ベリーズ文庫with 『おひとり様が、おとなり様に恋をして。』のSS集です。 Xでupしたもの+1篇になっています。 ファンメール特典です。 パスはファンメールでご確認ください。
ただ君を愛したいだけ
  • 書籍化作品

総文字数/21,146

恋愛(純愛)51ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「俺は一日たりとも忘れたことはなかった。 君しか愛せないんだ」 四年前、私を捨てたはずの彼が 熱いまなざしで私を縛る。 戸惑う私とは対照的に こっそり産んだ娘がなついてしまい…… 「智くん、だーいしゅき」 どうすればいいの? ベリーズ文庫4月刊 こちらは試し読みです
初恋リスタート
  • 書籍化作品

総文字数/19,492

恋愛(純愛)47ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
十年前 「別れよう」 たった三日前に告白してきたばかりの彼は、 初めてのデートで浮かれる私にそう言った―― 私を捨てたはずの元カレが、なぜか構ってきます。 ベリーズ文庫withとして書籍化 こちらは試し読みです

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop