激愛~一途な御曹司は高嶺の花を娶りたい~
窓際の大きなテーブルに向かい合って座り、早速メニューを開く。


「アメリカって、料理を頼むとドンとかなりのボリュームが出てくるんだけど、味は日本に敵わないんだよね。それなりのお店に行けばいいけど、落ち着かないしひとりでは行きにくいから」


そっか。毎回高級店で食事をしているわけじゃないんだ。


「重森さん、なににする?」
「宝生さん、前回と話し方が違いますね」


敬語がなくなってとても話しやすくなったので、つい口をついて出た。


「あっ、すみません。重森さんに会えたのがうれしくて、敬語なんて頭から飛んでました。気を悪くされたら――」

「とんでもない。今日のほうが話しやすいという意味です」


またあらたまる彼に慌てる。


「それじゃあ、いつもの調子に戻してもいいかな?」
「はい」
「重森さんも、リラックスして。俺もそのほうがうれしい」


私は大きくうなずいた。
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