氷の美女と冷血王子
「大変申し訳ありませんでした」
先程の白衣の女性が再び現れ、私を外来へと案内してくれた。
「いえ、私もちゃんと確認しなかったのが悪かったんです」
緊急手術だ、重篤だと言われて気が動転してしまい周りが見えなくなっていた。
もう少しきちんと確認すべきだった。
「ではこちらでお待ちください」
白衣の女性は、申し訳なかったと孝太郎の所在を確認してくれて、一緒についてきてくれた。
「お世話になりました」
案内されたのは整形外科の外来。
ここにいるって言うことは、命に別状があるわけでは無いと思う。
しかし、一度重篤だと思ってしまった気持ちは元気な孝太郎の姿を見るまで落ち着かない。
・・・10分後。
「ありがとうございました」
診察室のドアが開き、出てきたスーツ姿の男性。
その背中を見た瞬間、私は涙が溢れてきた。
「・・・麗子?」
逆に驚いた顔をした彼が私に歩み寄る。
「こぅたっろー」
嗚咽まじりに名前を呼ぶと、私は彼に抱きついた。
「なんだ、どうしたんだよ?」
この声も、匂いも、ぬくもりも全てが大好き。
もう気持ちの歯止めはきかなかった。
ただ愛おしくて、離れたくない。
先程の白衣の女性が再び現れ、私を外来へと案内してくれた。
「いえ、私もちゃんと確認しなかったのが悪かったんです」
緊急手術だ、重篤だと言われて気が動転してしまい周りが見えなくなっていた。
もう少しきちんと確認すべきだった。
「ではこちらでお待ちください」
白衣の女性は、申し訳なかったと孝太郎の所在を確認してくれて、一緒についてきてくれた。
「お世話になりました」
案内されたのは整形外科の外来。
ここにいるって言うことは、命に別状があるわけでは無いと思う。
しかし、一度重篤だと思ってしまった気持ちは元気な孝太郎の姿を見るまで落ち着かない。
・・・10分後。
「ありがとうございました」
診察室のドアが開き、出てきたスーツ姿の男性。
その背中を見た瞬間、私は涙が溢れてきた。
「・・・麗子?」
逆に驚いた顔をした彼が私に歩み寄る。
「こぅたっろー」
嗚咽まじりに名前を呼ぶと、私は彼に抱きついた。
「なんだ、どうしたんだよ?」
この声も、匂いも、ぬくもりも全てが大好き。
もう気持ちの歯止めはきかなかった。
ただ愛おしくて、離れたくない。