氷の美女と冷血王子
「孝太郎、私もあなたが好きよ」
自分でも驚くくらい素直に言えた。
1度は孝太郎に会えなくなると思ったからだろうか、躊躇う気持ちはなかった。
人生なんて一度きり。
いつどうなるかわからない人生なら、後悔なく生きよう。
そう思えた。
ギュッ。
孝太郎が私の体を強く抱きしめる。
私も、孝太郎の背中に手を回した。
「俺も、お前が好きだ。愛している」
この気持ちにはもう抗えない。
どんなに抵抗しても、私達はお互いの気持ちに気づいてしまったんだから。
「はあぁー、安心したらお腹すいたな」
「え?」
「飯行くか?ご馳走する」
「でも・・・」
昼食のお誘いはうれしいけれど、化粧もしていないし、ほぼ近所のコンビニにでも行く格好。
緊張して味もわからないような高級店は遠慮したい。
「安心しろ。近くに旨いラーメン屋があるんだ」
「えっ、ラーメン?」
「ああ、嫌いか?」
「いいえ」
孝太郎がラーメンを食べている姿が想像できないだけ。
「ラーメンだって、お茶漬けだって食うぞ」
ふてくされ気味にむくれる孝太郎が、とてもかわいい。
「ほら、行くぞ」
ギュッと手を握られ、私達は再び歩き出した。
自分でも驚くくらい素直に言えた。
1度は孝太郎に会えなくなると思ったからだろうか、躊躇う気持ちはなかった。
人生なんて一度きり。
いつどうなるかわからない人生なら、後悔なく生きよう。
そう思えた。
ギュッ。
孝太郎が私の体を強く抱きしめる。
私も、孝太郎の背中に手を回した。
「俺も、お前が好きだ。愛している」
この気持ちにはもう抗えない。
どんなに抵抗しても、私達はお互いの気持ちに気づいてしまったんだから。
「はあぁー、安心したらお腹すいたな」
「え?」
「飯行くか?ご馳走する」
「でも・・・」
昼食のお誘いはうれしいけれど、化粧もしていないし、ほぼ近所のコンビニにでも行く格好。
緊張して味もわからないような高級店は遠慮したい。
「安心しろ。近くに旨いラーメン屋があるんだ」
「えっ、ラーメン?」
「ああ、嫌いか?」
「いいえ」
孝太郎がラーメンを食べている姿が想像できないだけ。
「ラーメンだって、お茶漬けだって食うぞ」
ふてくされ気味にむくれる孝太郎が、とてもかわいい。
「ほら、行くぞ」
ギュッと手を握られ、私達は再び歩き出した。