煙の中の彼
それからというもの、席も離れ共通の友達も居ない私達は特に話すことも無く高校3年生になった。

気付けば目で追ってしまうのは相変わらずで、聖がモテるのも相変わらずだった。

でも、あのオリエンテーション以来キラキラした瞳をみることは無かった。


まさかあの頃はこんな風に毎週金曜日にBARで肩を並べる仲になるとは思いもしなかったよねー。

と1人回想にふけっていた。
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