もっと秘密なラヴシークレットルーム 日詠医師の溺愛ぶりは糖度高めで要注意?!
「タオル、借ります。おでこを冷やすために。あと冷凍庫の氷も。」
『・・・うん。』
「着替え、したほうがいいです。汗、かいているし。手伝います。』
ベッドに寝かされた私に冷やしタオルを載せながら、着替えを促す彼。
さすがにそれは断った。
なにかと危なっかしい私の世話を焼くことに慣れてきている達也くんとはいえ、着替えまではお願いできないから。
『達也くん、ありがと。もう・・・大丈夫。』
更に熱が上がっているのを自覚した私は彼に御礼を言うのがせいいっぱい。
達也くんは私の額の上に載っている冷やしタオルを取り換えながら溜息をつく。
「・・・伶菜さん。大丈夫なんかじゃないですよ。」
『えっ?』
「俺が大丈夫じゃないです。」
ぼそっと呟くようにそう言った達也くん。
いつもの、さり気ない彼とは違う、怒りの感情が混じっているような口調。
「なんで、伶菜さんはこんなにひとりで頑張らなきゃいけないんですか?」
『・・・頑張って・・る?私・・・』
「学業も、育児も・・・全部ひとりで・・・」
『・・・それは私は自分で選んだこと・・だから・・・』
「頑張りすぎですよ・・・」
『・・・ごめん・・相変わらず、危なっか・・・しく・・て・・・』
「まずは寝て下さい。体、休めなきゃ。」
大切な仲間にまで心配をかけている自分が情けない
熱で頭がぼーとしている中でも涙がでてくる
こういう時に泣くと余計に心配をかけちゃうこともわかっているのに
どうにもできない
この時の自分にできることは、達也くんに促されたようにただ目を閉じることだけだった