もっと秘密なラヴシークレットルーム 日詠医師の溺愛ぶりは糖度高めで要注意?!
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「俺の外来診察室の前で達也くんに声をかけられた。」
過去のことを想い起こしていた私の耳元でナオフミさんが囁いた。
それによって、ふと過去の世界にタイムトリップしていた私は現実の世界に戻った。
『えっ、産婦人科外来に達也くんが?』
「・・・ああ。さすがに受診はしなくて、待合室で。」
『え~っ?!いつ?』
「さっきも言ったろ?君達が院生だった頃だ。」
『えっ、そんな頃に達也くんが・・・どうしてナオフミさんのところに?』
「以前、森村に破られた俺達の婚姻届を手に持って、俺に問いかけてきた。伶菜のことをどう想っているのか?って。」
『こ、こ、婚姻届?!』
以前、手の怪我で入院していた時に、お互いに心身ともにすれ違っていてナオフミさんとぎくしゃくしている中、森村医師にビリリーと派手に破られた婚姻届。
それはナオフミさんと別れた後でも、どうしてもそれを捨てることができなくて、セロハンテープで破れた箇所を貼り付けて、祐希とふたりで住み始めたアパートの机の引き出しにしまっておいた。
それを達也くんがナオフミさんに見せたってことは
もしかしたら、風邪ひいて達也くんに自宅まで送ってもらって看病してもらった時にそれを持ち出されていたってこと?
「ボールペンを借りようと思って引き出しを開けたら、これを見つけたって言ってたな。」
そういえば、看病してもらった翌朝、達也くんはメッセージを残しておいてくれた。
それを書く時に、ボールペンを探そうと引き出しを開けたのかな?
それにしても、なんで達也くんはわざわざナオフミさんのところまで、彼の想いを聴きにいったんだろう?
婚姻届を見つけてしまったから?
ナオフミさんは達也くんにその時なんて答えたんだろう?