じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~
いつものクラスの風景。
一部の数人の男子たちが輪になっておしゃべりしたり、手をたたいて笑ったり、お腹を抱えて笑ったり。
その途中でも周囲の席の人に自然と話しかけ、その輪に入れる。
クラスの雰囲気は悪くはないと最近は思うようになってきた。
1年の頃から数人の男女に私は名字をあだ名として゛みっちゃん゛と呼ばれていた。
2年になったこのクラスでも殆どの人にそう呼ばれるようになった。
その事からも、私はこのクラスの一員なんだと自覚させられると共に親しみを込めて、そう呼んでくれることが嬉しくもあった。