じれったい恋愛…~運命の人に気づくまで~

隣の教室で待ってくれていたりこちゃんが来てくれた。


『陽子、どうした?どうだったの?』
『もしかして、また告白?』


頷く私にりこちゃんは、少し予想していたのか『やっぱり…』と言って背中をさすってくれる。


そして隆君を一人残してあの場を飛び出てきてしまった事を伝え、岩山君が彼のところへフォローに行ったことを伝えた。



『じゃあ、あの二人が戻ってきちゃうんじゃない?

うちら、ここから早く出た方がいいよね。
場所を変えて話そう!』


そう言って、帰り支度をする私を急かして私たちはここを出て帰り道へと向かった。



途中、どこかでゆっくり話せるところを探すことにした。

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