一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
それにしても、よく実花子をベッドまで運べたものだ。中学生の男子といえど、身長は一六二センチの実花子とほぼ変わらない。体格差はないといってもいいのだから。
「ごめんなさい」
「あんなところで寝て、風邪ひいたら大変だろ?」
「……ありがとうございました」
姉の威厳はまるでない。実花子は重い頭のまま起き上がり、ベッドの上で正座した。
「シャワーでも浴びれば?」
「はい」
そうでもしなければ、アルコールにやられたポンコツ頭はエンジンが掛からないだろう。
実花子はしょぼんと項垂れた。
「今日はなんも予定なかったのか?」
そう聞かれて首を捻る。
今日は何日だろうか。
二日酔いのせいか日にちや曜日の感覚が鈍る。ベッドに転がっていたスマートフォンをタッチすると、画面に日付と曜日が現れた。