一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
「実花子ちゃんは大丈夫?」
「え? 私?」
「巻き込まれたりなんかしないでよ?」
「まさか」
そんなことがあるわけない。拓海が買収した企業の一社員にすぎない。部外者同然だ。
「ないから大丈夫」
右手を顔の前で大きくヒラヒラさせた。
「そう? それならいいんだけど」
実花子が否定しても千沙はまだ心配らしく、食後のコーヒーの入ったカップを両手で持ったまま、実花子をじっと見つめた。