一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
「男と女のことだもん。なにがあるかわからないの」
そうだそうだと自分の言葉にうなずく。
「なんだよそれ……」
「とにかくそうなの。だから祐介は早く食べて学校に行くこと」
食べ終えた自分の食器をキッチンのシンクへ運ぶ。今日は、帰ってきてから洗うことにしようと、そのまま放置を決め込んだ。
「それじゃ、先に行くね」
身支度を終えて、今朝は祐介より早く家を出た。
雨が上がり、まだしっとりと濡れた道路は、ところどころに水たまりを作っていた。雲の隙間から覗いた青空が、その水たまりに写る。
今日は晴れるかな。
実花子は空を見上げて大きく伸びをした。