一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
想定外の展開に口を半開きにしたまま拓海を見つめた。
「キミはどう考えてる?」
「どうって……。私は会うだけでもいいからって白鳥さんに言われて、軽い気持ちできたので」
拓海も当然そうなのだろうと思っていた。
「結婚を前提として実花子さんを紹介してほしいって白鳥さんにお願いしたのは、俺なんだ」
「え?」
実花子の理解力のどこかに欠陥でもあったか。言っている意味がまったくもってわからない。ちんぷんかんぷんだ。
しかも、そんなことをサラッと言う拓海も理解不能だ。
「スマートフォンは?」
「え?」
「持ってるだろう? ちょっと出してもらえる?」
まるで操り人形。言われるままにバッグから取り出すのは、動揺しているからにほかならない。
「ちょっと貸して」