一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
高木が実花子のうしろに回り込み、肩に手を掛ける。
実花子は、掴まれた肩を真上にピンと伸ばし、スクロールするように大きくターン。手刀を作り、小指側から腕を下に振り下ろす、と。
高木の腕があっさり離れた。
「よし、これは完璧だね」
高木はうなずきながら笑った。
こんなことでも褒められるとうれしい。
「それじゃ次は、うしろから抱きつかれた場合」
高木がもう一度うしろに回り込み、実花子のウエスト付近に両手を滑り込ませる。
冷静に相手の手の動きを見て、お腹のところで組まれた高木の指同士を実花子の両親指で思い切り圧迫。すると、痛みでするりと高木の腕が解かれた。声にならないうめき声を高木が上げる。
「ご、ごめんなさい」
つい強くやりすぎてしまった。
「いや、いいんだよ。実花子ちゃん、なかなか力があるね」