一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
「大丈夫か!?」
彼がそばに跪き、実花子の足を挟み撃ちする格好でベッドに両手を置く。心配そうに実花子を見上げた。
「大丈夫、ですけど……?」
実花子の顔を見て、彼が肩から脱力する。そして、その視線は実花子の足へ移っていった。強張っていた顔も、同じように力が抜けたような表情に変わる。
「よかった……」
ポツリと呟き、実花子の肩を拓海の両腕がふわりと包み込んだ。
思いもしない事態が訪れて、実花子の体が硬直する。電流が流れたかのように、びりっと背筋が痺れた。
よかったって……なにが? どうして拓海さんがここに?
状況がさっぱりわからない。
「……どうしたんですか?」
そう言うのがやっとだった。