一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~


「実花子が瀕死の重傷を負ったって」
「瀕死の……重症? 私が……?」


いったいどこからそんな情報が? しかも瀕死だなんて。


「筋をちょっと痛めただけで……」
「ふたりともごめん」


頭を掻きながら白鳥が現れた。
拓海は実花子をそっと引き離し、その場に立ち上がる。


「白鳥さん、ずいぶんと誇張しましたね。瀕死なんて冗談が過ぎますよ」


拓海は白鳥に釘を刺した。
どうやら白鳥が拓海に連絡をしたようだ。


「このくらいの荒療治じゃないと効かないと思ってさ」


そう言ってから大きく息を吐き出し、白鳥は拓海に真っすぐ体を向ける。


「拓海くん、もういいんじゃないかい?」


もういいって……?
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