一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
「それで?」
「付き合おうかと思って」
指の隙間から真ん丸の目を覗かせた。その瞳が恥ずかしそうに揺れる。
「ほんとに?」
「うん」
ここ数年の千沙は、誰に言い寄られても軽くあしらうばかり。中には素敵な人もいたように記憶するが、その千沙がとうとう彼氏持ちになるとは。
彼女に言い寄る社内の男たちの悔しそうな顔が浮かんで、ついひとり笑った。
千沙は、それこそ恋を知ったばかりの女子中学生みたいにキラキラとした顔をしていた。