一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~
「えっ……。やだな、もう、白鳥さん。やめてくださいよ」
白鳥の目にはからかいの色はまったく見えなくて、実花子たちのことを本当に喜んでくれているようだった。それがよけいに実花子の顔を赤くする。
「それで結婚はいつ?」
「まだそんなところまでいってないですってば」
やっと付き合いはじめたばかりと言ったほうが正しい。白鳥にお見合いで紹介されてから四ヶ月が経過したが、ふたりはまだスタートラインに立ったばかりだ。
「そうか。いやぁ、楽しみだねぇ」
グラスの焼酎をチビチビとやりながら、白鳥は酔いで目の下をほんのりと赤く染めていた。
実花子もいつもの日本酒を頼み、次から次へと焼き鳥を注文する。
「相変わらず気持ちのいい食欲だね」
そう言われると食べるのを躊躇する。マスターに「やっぱりハツとカワはやめておきます」と断ると、白鳥に「ごめんごめん」と謝られた。