一夜の艶事からお見合い夫婦営みます~極上社長の強引な求婚宣言~

「実花子ちゃんはその食べっぷりがいいんだ。悪いことを言ったね。気にせず食べとくれよ」


今はまだ二十代で代謝がいいから良しとして、この食べ方で三十代、四十代といくと、肥満の道は免れないかもしれない。それこそ生活習慣病になりかねない。
なんて一瞬思うものの、食欲に勝るものはない。


「マスター、やっぱり今のやつ全部お願いします」


とりあえず今は食べると決めた。
そんな実花子を見て、白鳥は満面の笑みだった。


「ところで、実花子ちゃん」


出来立てのつくねをひとつパクリと口に入れ、白鳥に呼ばれる。
一休のつくねは、ほかの店のものの二倍の大きさがある。それを一気に口に含んだものだから、返事もできない。とりあえず顔を向けて返事の代わりとした。


「菊池くんから手紙がきたんだ」


あの真里亜から手紙が。よく噛みもせず喉に押し込んでしまい、ゴホゴホとむせる。
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