皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「そういえば、リリス様はどんな方だったの? お会いしたかったわ」
「リリス様か。……そうだなあ、大層美しい方で……うん、この国の女性として理想な姿と言っていいんじゃないだろうか」
「まあ!」
「立ち居振る舞いが、陛下が女性であったならあんな感じじゃないかなと思うくらい似ていたよ」
「……そんなに似ていらっしゃるのにね」
突如として現れた新しい皇女殿下は、我々にとってはどう触れて良いのかわからない案件だ。
正直なところを言えば私は陛下がかつて愛したという歌姫の『ラエティティア』という人物を知らない。
親世代からすれば『伝説的な歌姫』ということだが……歴史ある国の没落貴族だったそうだが、その歌声と美貌で数多の人間を虜にしたらしい。
陛下がまだ皇太子だった時代に出会い恋をし、そして結局愛妾として迎える際に馬車が夜盗に襲われてそのままということだった。
その原因が嫉妬に狂った皇后だったのではという憶測もあったが、それについては誤解があったのだということは聞き及んでいる。
「リリス様か。……そうだなあ、大層美しい方で……うん、この国の女性として理想な姿と言っていいんじゃないだろうか」
「まあ!」
「立ち居振る舞いが、陛下が女性であったならあんな感じじゃないかなと思うくらい似ていたよ」
「……そんなに似ていらっしゃるのにね」
突如として現れた新しい皇女殿下は、我々にとってはどう触れて良いのかわからない案件だ。
正直なところを言えば私は陛下がかつて愛したという歌姫の『ラエティティア』という人物を知らない。
親世代からすれば『伝説的な歌姫』ということだが……歴史ある国の没落貴族だったそうだが、その歌声と美貌で数多の人間を虜にしたらしい。
陛下がまだ皇太子だった時代に出会い恋をし、そして結局愛妾として迎える際に馬車が夜盗に襲われてそのままということだった。
その原因が嫉妬に狂った皇后だったのではという憶測もあったが、それについては誤解があったのだということは聞き及んでいる。