皇女殿下の幸せフェードアウト計画
(いまさらだわ)

独りっきりになった部屋で、私は目を閉じる。

別に何かしたかったわけじゃない。

あんまり動き回ってボロを出すわけにはいかないから、こうして部屋にいる時間が十歳の頃から増えただけ。

勿論、帝王学とか皇族として学ぶ時間の時はそんなワガママなんて言わない。

今回のドレスデザイナーとだって、意向を伝えて途中経過まではちゃんと私だって同席したし話もしたし必要な部分では責任を果たしている……と思う。

その後の細かいところまで私が関わる必要はないでしょって振る舞えばいいだけの話で、それでみんなが私にがっかりしてくれれば、お母様の断罪と共に隠居生活を願い出てもきっと誰も引き留めないと思う。

だから、この行動は大丈夫なはず。
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