皇女殿下の幸せフェードアウト計画
この大陸にはアルセイド帝国の他に、ワレリアを含めて六つの大きな国がある。

お母様の出身国、イヴォニス。

歌姫ラエティティア様の母国、最古の国カドニア。

海に面した商業国家オルタ。

熱砂の国ウォートーン。

芸術公国エファージェン。

この七つの国が、それぞれに牽制しつつ互いを支えているというわけだ。

そして、滅亡したと言われるフォルセティの故郷、魔法王国ワゼリアの存在が今後に絡んでくるんだけど……。

(魔法は、神々の恩恵を人が真似たことによって禁忌と呼ばれた……)

ああーなんでこんな厄介な設定を思いついたんだろう!

物語としてはそりゃ盛り上がるだろうし面白いと思うよ!? でもその真っ只中に放り込まれて巻き込まれる側としてはとんでもないわ!

剣と魔法が両立したっていいじゃない、神様だって認めてくれるよ!!

それじゃだめなのか、だめだって設定にしたんだよねごめんなさい。

(……私にギフトがあればって思わないわけじゃないけど、ギフトがあっても何かできるとは思えないんだよねえ)

むしろフォルセティに言わせれば私には『祝福』のギフトがあるんじゃって言ってたけど、そもそも祝福ってなんなの? お祝い? 多分違うだろうなあ。
< 220 / 370 >

この作品をシェア

pagetop