皇女殿下の幸せフェードアウト計画
(え、ええええええ!?)

おかしい!

こんなことは、物語には存在しなかった。だって、ギフト持ちはこれから来たる混迷の時代……えっと、そこから先は何も考えていなかったからとにかくとんでもないことが起きるんだと思う、それに立ち向かう役目を担うって。

いや待て? ギフト持ちの人間が国に二、三人それぞれいたとしてそれが全員よくわからないけど立ち向かう役目ではないのか……何かしら国で役割を担うとは思うけど。

(でもでも! これじゃあ私、いつまで経っても表舞台から消えることができなくなっちゃうじゃない!!)

ギフトを持つ皇女様だなんて、付加価値ありすぎでしょ!?

今更そんなもの与えられても困っちゃうっていうか、荷が勝ちます!

縋るような気持ちで女神像を見上げるけれど、その言葉に私は膝から崩れ落ちる。
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