皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「イリス? 大丈夫?」
「は、はい! すみません考えごとをしておりました」
「……大丈夫よイリス。私が貴女のことはちゃんと守るから」
「え?」
「諸侯たちの中には、きっとイリスが『恩恵』を得ていると知って掌を返したような態度をとる者も出るでしょうね。そんなやつらは貴女に近づけないから安心して!」
「え?」
「不安に思うのは当然よね、今までの貴女の境遇をロベルトさんやロベルタさんから聞いているから……」
フォルセティに対してのことについて思いを巡らせていたもんだから、諸侯が待つ部屋を通り過ぎそうになって慌ててただけなんだけど。
なぜかお姉様は勘違いをなさって……いやなぜかじゃないね、ロベルトたちのせいだね! はっきりしてるね!!
今までの境遇も何もそれは仕方がなかったっていうか自業自得の上で、私も計画があるから自ら引きこもってただけなんですお姉様。
(まあ、掌を返す人間はいる……だろうなあ、血統だけで言えば私は確実に正統なる皇位継承者ってやつなんだから)
でもその辺は正直想定内!
なんせ『恩恵』云々抜きでもリリスお姉様を皇位継承者にしたら、国が割れると思う貴族が現れるのはしょうがない。
いくら嫌われ者の皇女だからって、そう簡単じゃないってことくらいはわかってる。
だからこそ、理想はお姉様だけが恩恵を持っていて、陛下の溺愛ぶりと彼女の有能さから諸侯の気持ちが傾いて自然と受け入れてもらうのが良かったんだけど……。
「は、はい! すみません考えごとをしておりました」
「……大丈夫よイリス。私が貴女のことはちゃんと守るから」
「え?」
「諸侯たちの中には、きっとイリスが『恩恵』を得ていると知って掌を返したような態度をとる者も出るでしょうね。そんなやつらは貴女に近づけないから安心して!」
「え?」
「不安に思うのは当然よね、今までの貴女の境遇をロベルトさんやロベルタさんから聞いているから……」
フォルセティに対してのことについて思いを巡らせていたもんだから、諸侯が待つ部屋を通り過ぎそうになって慌ててただけなんだけど。
なぜかお姉様は勘違いをなさって……いやなぜかじゃないね、ロベルトたちのせいだね! はっきりしてるね!!
今までの境遇も何もそれは仕方がなかったっていうか自業自得の上で、私も計画があるから自ら引きこもってただけなんですお姉様。
(まあ、掌を返す人間はいる……だろうなあ、血統だけで言えば私は確実に正統なる皇位継承者ってやつなんだから)
でもその辺は正直想定内!
なんせ『恩恵』云々抜きでもリリスお姉様を皇位継承者にしたら、国が割れると思う貴族が現れるのはしょうがない。
いくら嫌われ者の皇女だからって、そう簡単じゃないってことくらいはわかってる。
だからこそ、理想はお姉様だけが恩恵を持っていて、陛下の溺愛ぶりと彼女の有能さから諸侯の気持ちが傾いて自然と受け入れてもらうのが良かったんだけど……。