皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「これからは、お姉様には陛下がいらっしゃいます。勿論、私もお傍にいます。神も仰せでした、歩みを止めてはいけないと」

「……ええ、そうね……」

「お姉様ならば、負けません。私に祝福の力があるというならば、お姉様が怖れなど吹き飛ばせるよういくらでも祈ります」

「まあ!」

「諸侯も、心得ておられるとは重々承知しておりますがお姉様を良く助け、私たちに手を貸してほしいの」

「かしこまりました」

偉そうだったかなと不安になるのをよそに、ロベルトとユゼフが頭を下げてくれた。

そしてそれに続くように他の諸侯も。

ほっと息を吐き出しつつ、私はお姉様の手を握ったまま壇上から降りる。

「それでは後のことは諸侯に任せ、お姉様は一度お休みになってください。今後の予定でなにをすべきかわかりますから」

「……ええ、そうね。もしよかったら、もう少しだけ貴女と話がしたいわ」

「では、そのようにいたしましょう」
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