皇女殿下の幸せフェードアウト計画
対する弟のクロフォードは銀の髪を持つ美少年で、二人とも鮮やかな薄紫色の瞳がとても印象的だった。まるで妖精のような容姿こそがエファージェン公国が受け継いでいる特徴なのだけれど、この二人は特にそれを受け継いでいるようだった。

(今思い出しても二人とも超美人だった……え、待って、お家騒動なかったらクロフォード様が私の婚約者になってたかもしれないの? 無理、美人過ぎィ……)

私の心情的には無理である。だって自分よりも夫になる人の方が美人で儚げってどういうことなの。年下とかはもう、政略結婚なんだからしょうがないかなっていうか二つ下なら範囲内としてみるべきっていう世界観なんだけど……。

いやまあそれよりもなによりも皇族である私の婚姻は基本的に選べるものではないんだけどね! いやでも美形すぎ無理ィ……。
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