皇女殿下の幸せフェードアウト計画
イリスという皇女は近寄りたくない子供、手に余る子供として認識された。

基本的には放置だけど手綱は誰かが握っておいてね! みたいな扱いだ。

そんな感じで愛情に飢えた子供であった私は、色々なことが重なってある日の熱病を境に、『幸せを諦めてしまった』。

私なんていっそいない方が楽でしょってな感じで。まあ死ぬような熱病でも何でもなかったんだけど……。

(半分以上自業自得やないかーい! いや、まあ……子供だったんだからしょうがない)

とにかく、そんな感じで前世を思い出したのだ。

しかも記憶を取り戻したショックで確かに気を失ったけど、それには理由がある。

まだあるのかって? まだあるんだよ。
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