皇女殿下の幸せフェードアウト計画
「さぞ驚かれたことでしょう。でも私も驚いたんですよ?」

「えっ、えっ……」

「先日、庭園でお会いしたでしょう。まさかワガママ姫と呼ばれていた貴女が、あのように優しい少女であるとは思いませんでした」

「え……!?」

「……貴女のような子が、私の妹で、とても嬉しい。どうですか、私はあの花に似合う女性でしょうか?」

「あな、あなた……いえ、あの時の、侍女……ええ……!?」

先日の庭園って、まさかあの時のボサボサ髪の侍女ってことだよね。

どうしよう、まともな言葉が一つも上手く喋れそうにない。
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