皇女殿下の幸せフェードアウト計画
あれえ? 娘と認めてくれた喜びで二人の絆が見える展開はどこいった。

だけど、これはチャンスだ!

「それは誤解ですわ!」

一気に視線を集めたけど、これは本当にチャンスだ。逃してはならない。

まさに今こそ好機ってやつでしょ、この時のために何度も脳内シミュレーションを繰り返してきたんだからね!

「お母様は歌姫ラエティティアの大ファンですもの、むしろ愛妾として皇帝陛下の元へ来てくださることを誰よりも喜び苦言を呈する者たちを捩じ伏せて後宮でお部屋の準備までなさっておいででしたのよ!」

「え……」

「何でしたら今でもそのお部屋は歌姫グッズで埋め尽くされておりますから確認していただけばよろしいですわ。私が入ろうものならお母様に叱られて大変なほどですもの、そこまで心酔している相手に刺客など! ありえませんわ!!」

必死なもんだからほぼほぼノンブレスで言い切ってやったわ。
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