皇女殿下の幸せフェードアウト計画
それは皇帝陛下も同様で、びっくりして振り払われた手とリリスを何度も見比べている。

「父上の方が父親としていかがなものかと。先程のやり取りではあの子が委縮してしまうのは仕方がないように思います」

「え」

「は」

すっかりアルセイドの皇女としてドレスアップされたリリスはそりゃもう半端ない美人だ。大柄な人が多いこの国の中でもがっしりした体つきで大柄な方だろうけど、それを補って余りある美貌!

そんな彼女が呆れかえった顔で父親である皇帝陛下を見て、それから私の方へと足を向けた。

距離があったわけじゃないからあっという間にリリスは私の目の前にやってきて、そしてにっこりと笑う。
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