皇女殿下の幸せフェードアウト計画
レディとしてはどうかなと思うけれど失礼にならない程度に、彼の武骨な手を取った。ごつごつしていて大きくて、あの時お母様の手をあっという間に捕まえてしまったその手。
だけれど私が触れても好きなようにしてくれる、優しい手。
「お母様を助けてくれてありがとう、フォルセティ、優しい騎士よ。アルセイドの皇女、イリスは心より貴方に感謝します。……貴方のこの手が、私を救ってくれたように、誰かが貴方の助けとなりますように」
「……ありがたき、お言葉」
「それでは私は部屋に戻るからここで失礼するわ。ウルスラ、行きましょう」
「はい」
だけれど私が触れても好きなようにしてくれる、優しい手。
「お母様を助けてくれてありがとう、フォルセティ、優しい騎士よ。アルセイドの皇女、イリスは心より貴方に感謝します。……貴方のこの手が、私を救ってくれたように、誰かが貴方の助けとなりますように」
「……ありがたき、お言葉」
「それでは私は部屋に戻るからここで失礼するわ。ウルスラ、行きましょう」
「はい」