【完】溺愛したいのは、キミだけ。
「れ、玲くん……」


おそるおそる名前呼びしてみる。


でもこれ、けっこう照れるなぁ。


すると玲くんはそんな私を見てクスッと笑うと、手を離した。


「そりゃ、受験生なんてみんな癒されたいだろ」


「そっかぁ。そうだよね」


「代わりに琴梨が俺のこと癒してくれてもいいんだけど」


「へっ?」


癒すって、私が? 玲くんのことを?


「……い、いいよ」


戸惑いながらも頷いたら、玲くんは少し驚いたように目を見開いた。


「マジかよ。なにしてくれんの?」


「え、えっと……。あっ、肩たたきとか?」


「ぶっ。俺はジイさんか」


「えぇっ! じゃあ、何がいい?」



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