【完】溺愛したいのは、キミだけ。
思わず片手を伸ばし、そっと彼女の頬に触れる。
「ヒナ、すげー顔赤い」
わざとらしく告げたら、ヒナはハッとしたように目を丸くして、それから恥ずかしそうに顔を両手で覆った。
「えぇっ! そ、そうかなっ」
なぁ。それって、今のカップルのせい? それとも……俺のせい?
「っていうか、俺もちょっと顔赤いかも」
「えっ?」
ヒナが手からそっと顔をのぞかせる。
その瞬間、俺は彼女の額に、自分の額をコツンとくっつけた。
「ほら」
「……っ」
あーもう、その顔ヤバいから。
潤んだような瞳も、困ったような表情も全部、可愛すぎるから。
「ヒナのせいだよ」
「えっ!?」
イタズラっぽく口にしたら、驚いたように目を見開くヒナ。
ますます赤くなった彼女のことを、心から愛しいと思った。
.
*
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「ヒナ、すげー顔赤い」
わざとらしく告げたら、ヒナはハッとしたように目を丸くして、それから恥ずかしそうに顔を両手で覆った。
「えぇっ! そ、そうかなっ」
なぁ。それって、今のカップルのせい? それとも……俺のせい?
「っていうか、俺もちょっと顔赤いかも」
「えっ?」
ヒナが手からそっと顔をのぞかせる。
その瞬間、俺は彼女の額に、自分の額をコツンとくっつけた。
「ほら」
「……っ」
あーもう、その顔ヤバいから。
潤んだような瞳も、困ったような表情も全部、可愛すぎるから。
「ヒナのせいだよ」
「えっ!?」
イタズラっぽく口にしたら、驚いたように目を見開くヒナ。
ますます赤くなった彼女のことを、心から愛しいと思った。
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