平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
信じられない。そう思って騒ぐリズをくわえたカルロが、幼獣達を見下ろし――「ふんっ」と優越感に鼻を鳴らして動き出した。
「あっ、カルロ止まって。どこに連れていこうとしているのッ」
「喜べ。今日からカルロの助手として、この俺の直属だ。つまりこれからは、何よりも俺を優先にしろ」
「直属!?」
持ち上げられて運ばれながら、リズはぷるぷるした困惑の涙目を向けた。その口から「嘘でしょ」「信じられない」「え、一体なんで」と疑問がこぼれ落ちる。
「そんなに喜んでもらえたようで良かったよ」
なんだか、やけにいい顔でジェドがにこっと笑みを浮かべた。
キラキラと眩しい美貌の笑顔だった。これ、まさか女性達をとりこにして『理想の上司ナンバー1』にさせているやつか、と察してリズは一瞬言葉が遅れた。
「い、いやいやいや、私は喜んでません。そもそも団長様の直属とか、一体どうしてそんなことになっているんですか!? 普通そんなの認められるはずがな――」
「先日の活躍での昇進おめでとう、リズ・エルマー」
「えっ、嘘、昨日のせい!?」
結局のところ、カルロのおかげで助かったようなものなのでは。
そう思ったリズは、どんどん幼獣舎から離れていくことに焦りを覚えた。すると相棒獣に乗った獣騎士二人が、入れ違いで向かっていく姿が目に留まった。
「リズちゃん、おめでとー」
「うん、俺的にまずはこうなるパターンは予想してた。おめでとー」
彼らが、呑気にそう言ってきた。
「あっ、カルロ止まって。どこに連れていこうとしているのッ」
「喜べ。今日からカルロの助手として、この俺の直属だ。つまりこれからは、何よりも俺を優先にしろ」
「直属!?」
持ち上げられて運ばれながら、リズはぷるぷるした困惑の涙目を向けた。その口から「嘘でしょ」「信じられない」「え、一体なんで」と疑問がこぼれ落ちる。
「そんなに喜んでもらえたようで良かったよ」
なんだか、やけにいい顔でジェドがにこっと笑みを浮かべた。
キラキラと眩しい美貌の笑顔だった。これ、まさか女性達をとりこにして『理想の上司ナンバー1』にさせているやつか、と察してリズは一瞬言葉が遅れた。
「い、いやいやいや、私は喜んでません。そもそも団長様の直属とか、一体どうしてそんなことになっているんですか!? 普通そんなの認められるはずがな――」
「先日の活躍での昇進おめでとう、リズ・エルマー」
「えっ、嘘、昨日のせい!?」
結局のところ、カルロのおかげで助かったようなものなのでは。
そう思ったリズは、どんどん幼獣舎から離れていくことに焦りを覚えた。すると相棒獣に乗った獣騎士二人が、入れ違いで向かっていく姿が目に留まった。
「リズちゃん、おめでとー」
「うん、俺的にまずはこうなるパターンは予想してた。おめでとー」
彼らが、呑気にそう言ってきた。