平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
リズは「えぇぇ」と二人の獣騎士に、わたわたと手を動かしてこう返した。
「そもそも私、軍人じゃないんですけど!?」
「ほら、こっちにおいで」
ジェドが、にこっと笑って手を伸ばす。
その不意打ちの柔らかな眼差しと口調に、リズは昨日の一件を思い出して、恥じらいに頬が染まった。ここで、猫被りの上司モードだなんてずるい。
あ、とも、う、とも言えず見惚れてしまっていた。
すると察したジェドは「ふうん」と呟いて、考え――反抗の止まったリズににっこりとした。ビクッとした彼女に、わざと顔を近付ける。
「実はな、当初の俺自身が思っていたよりも、気に入っていたみたいでな」
「へ……? あの、なんの話ですか?」
「カルロがお前を選んだ理由だよ」
リズは、きょとんっとしてしまった。ふと、カルロ自身が自分を選んだ、と女王様が口にしていたのを思い出す。
「どうしてカルロがお前を指名したのか、教えてやろうか」
伸ばされた手に、柔らかな髪を撫でられる。
その手の熱に気が回らないでいると、くいっと顎を持ち上げられて視線を合わせられた。
「俺はお前のことを、こうして独占したいくらいには気に入ってる」
低い声でそう囁かれた途端、初心なリズはぼっと赤面してしまった。
「そもそも私、軍人じゃないんですけど!?」
「ほら、こっちにおいで」
ジェドが、にこっと笑って手を伸ばす。
その不意打ちの柔らかな眼差しと口調に、リズは昨日の一件を思い出して、恥じらいに頬が染まった。ここで、猫被りの上司モードだなんてずるい。
あ、とも、う、とも言えず見惚れてしまっていた。
すると察したジェドは「ふうん」と呟いて、考え――反抗の止まったリズににっこりとした。ビクッとした彼女に、わざと顔を近付ける。
「実はな、当初の俺自身が思っていたよりも、気に入っていたみたいでな」
「へ……? あの、なんの話ですか?」
「カルロがお前を選んだ理由だよ」
リズは、きょとんっとしてしまった。ふと、カルロ自身が自分を選んだ、と女王様が口にしていたのを思い出す。
「どうしてカルロがお前を指名したのか、教えてやろうか」
伸ばされた手に、柔らかな髪を撫でられる。
その手の熱に気が回らないでいると、くいっと顎を持ち上げられて視線を合わせられた。
「俺はお前のことを、こうして独占したいくらいには気に入ってる」
低い声でそう囁かれた途端、初心なリズはぼっと赤面してしまった。