平凡な私の獣騎士団もふもふライフ
相変わらずドタバタと過ごす日々だった。
気付けば集中教育期間も最終日を迎え、あっという間に終わってしまった。
「案内で何事もなく歩かせるのに成功したのって、結局三回くらいだけだった気がする……」
元々、大きな戦闘獣の躾けなんて未知の経験だ。カルロは気分屋みたいで必ず言うことを聞くには至らず、自分の不甲斐なさには涙が出そうだった。
でもギリギリまで頑張った甲斐あってか、カルロも場所は覚えてくれて生活面は最低限こなせるようになっている。
おかげで首輪については、運動がてらの散歩など、相棒獣達と多く遭遇する時以外はしなくてもいいことになった。そこは正直いうと嬉しい成果だ。
「今日からは、世話係りも頑張らないといけないわね」
独り言のように呟く声は、知らず弾む。
教育係り八日目、リズは一週間ぶりに幼獣舎へと向かっていた。
先日まで獣騎士達に幼獣の世話を全て任せていたのだが、今日から復帰である。ようやく、あの可愛いもふもふな幼獣達に会えるのだと嬉しくもあった。
とはいえ教育係りと半分ずつだ。これまでと同じく、リズは引き続き団長ジェドの予定相棒獣であるカルロの教育にあたる。世話に向かえない時間については、引き続き獣騎士達が協力して幼獣の世話に入ることになっていた。
「実質的に、私が付きっきりなのはカルロの方なのよねぇ……」
チラリと後ろを見れば、白い優雅な尻尾を揺らして歩く大型級の白獣、カルロの姿があった。
教育係りは、人間や暮らしを教えるためにも、ほとんど付きっきりでそばにいるものであるらしい。でもカルロは異例の暴れ白獣であるし、大人しく淡々とそばを歩いてきて自分の番が来るのを待つ――というイメージもなかった。
カルロのことだから待つのは嫌いだろう。だから今朝、今日からのことを説明した後で「時間は取ってあるから、待っていて」とも丁寧に伝えた。
気付けば集中教育期間も最終日を迎え、あっという間に終わってしまった。
「案内で何事もなく歩かせるのに成功したのって、結局三回くらいだけだった気がする……」
元々、大きな戦闘獣の躾けなんて未知の経験だ。カルロは気分屋みたいで必ず言うことを聞くには至らず、自分の不甲斐なさには涙が出そうだった。
でもギリギリまで頑張った甲斐あってか、カルロも場所は覚えてくれて生活面は最低限こなせるようになっている。
おかげで首輪については、運動がてらの散歩など、相棒獣達と多く遭遇する時以外はしなくてもいいことになった。そこは正直いうと嬉しい成果だ。
「今日からは、世話係りも頑張らないといけないわね」
独り言のように呟く声は、知らず弾む。
教育係り八日目、リズは一週間ぶりに幼獣舎へと向かっていた。
先日まで獣騎士達に幼獣の世話を全て任せていたのだが、今日から復帰である。ようやく、あの可愛いもふもふな幼獣達に会えるのだと嬉しくもあった。
とはいえ教育係りと半分ずつだ。これまでと同じく、リズは引き続き団長ジェドの予定相棒獣であるカルロの教育にあたる。世話に向かえない時間については、引き続き獣騎士達が協力して幼獣の世話に入ることになっていた。
「実質的に、私が付きっきりなのはカルロの方なのよねぇ……」
チラリと後ろを見れば、白い優雅な尻尾を揺らして歩く大型級の白獣、カルロの姿があった。
教育係りは、人間や暮らしを教えるためにも、ほとんど付きっきりでそばにいるものであるらしい。でもカルロは異例の暴れ白獣であるし、大人しく淡々とそばを歩いてきて自分の番が来るのを待つ――というイメージもなかった。
カルロのことだから待つのは嫌いだろう。だから今朝、今日からのことを説明した後で「時間は取ってあるから、待っていて」とも丁寧に伝えた。