平凡な私の獣騎士団もふもふライフ

そうしたら、カルロはガリガリと地面にこう書いた。

『オレの予定がくるまでそばで待つ。だから連れてけ』

小屋待機を断固拒否されてしまった。幼獣達の世話の準備をしている間も、後ろか付いてきて、物分かりのいい獣みたいに大人しくしていた。

普段から、そうしてくれると助かるんだけど……。

元より賢い獣である。もしかしたら、昨日までの一週間のおかげもあるのかもしれない。リズは前向きに考え直して、幼獣達の世話にも連れて行くことにした。

それに白獣は、幼獣を守る習性があって安全。

獣騎士達からも、だから大丈夫なのだとは教えられていた。

「サイズ的には窮屈になるだろうから、中には入らないようにね」

戸をくぐるのも、カルロならギリギリになってしまいそうだ。

そう思って声を掛けたら、しれっとした表情で歩いているカルロが「ふんっ」と鼻を鳴らした。了解、なのか、気分次第だ、という回答なのか分からなかった。

やがて幼獣舎が見えてきた。

一週間ぶりに戸を開けてみると、事前に匂いや気配を察知していたのか、白いふわふわなミニマムサイズの白獣の仔らが入口に集まっていた。

「みゃん!」

「みょみょッ」

幼獣達が、大きな紫色の目をキラキラとさせて見上げてくる。
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