君とみたあの夏の流星群。

「えっ?あっ、お母さん!ちょっと、着ていく服がまだ、決まらなくて……」


「碧都くんと待ち合わせの時間まで、あと少ししかないのに、何やってんだか……仕方ないわね」


お母さんは、呆れ気味な顔をして、部屋に散乱した洋服を一通り見てから……


白色の小さな小花柄の入ったひざ丈のワンピースに、ライトグレー色のカーディガンを手に取った。


「昼は、まだ暑いから半袖のワンピースで、肌寒くなったら、カーディガンを羽織ればいいでしょ?はい、だから、これ着て」


少し強引にお母さんに、洋服を押し付けられる。


「わ、分かった」


「あと、コレ…薬、お昼食べたら、ちゃんと飲むこと。それと、辛くなった時は、碧都くんにちゃんと言って」


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