君とみたあの夏の流星群。
■■■
───15年後。
あの日、私は"命"をもらった。
それから、たくさんの奇跡のような幸運に恵まれて、たくさんの人に支えられて。
今の私がいる。
手を繋いで、私の歩幅に合わせて隣を歩いてくれる大切な人。
「ん?星祈、どうかした?」
「ううん、なんでもない」
そして、もう1人……
「はやく!はやくー!」
緩やかな坂を登った先で手を振っている愛娘の紬(つむぎ)。
手術を受けたことのある私には難しいと言われてたけど…、
そんな私のところに紬は来てくれた。
あの日、繋がれた私の"命"から新たに紬の"命"が繋がれた。
「ほら、紬(つむぎ)!お星さま流れたよ!」
「わぁー!!おほしさま、きれー!」
「うん、綺麗だね(だな)」
また、来年も再来年も……
君と何度でも流星群を。
Fin.
───15年後。
あの日、私は"命"をもらった。
それから、たくさんの奇跡のような幸運に恵まれて、たくさんの人に支えられて。
今の私がいる。
手を繋いで、私の歩幅に合わせて隣を歩いてくれる大切な人。
「ん?星祈、どうかした?」
「ううん、なんでもない」
そして、もう1人……
「はやく!はやくー!」
緩やかな坂を登った先で手を振っている愛娘の紬(つむぎ)。
手術を受けたことのある私には難しいと言われてたけど…、
そんな私のところに紬は来てくれた。
あの日、繋がれた私の"命"から新たに紬の"命"が繋がれた。
「ほら、紬(つむぎ)!お星さま流れたよ!」
「わぁー!!おほしさま、きれー!」
「うん、綺麗だね(だな)」
また、来年も再来年も……
君と何度でも流星群を。
Fin.