今夜、あなたに復讐します
「それは……体術に優れているからだ」

「そうですか。
 ではちょっと身体を鍛えて参りますっ」
と最敬礼して言う男に、指月が、

「いい道場がありますよ。
 行ってみてはどうですか」
とうちの道場を教えていた。

「ありがとうございますっ」
と男は出て行ったが。

 いや、まずたどり着けるかどうか……。

 男が消えた扉を見ながら、
「これでしばらく静かだな」
と指月は呟いていた。



< 62 / 432 >

この作品をシェア

pagetop