蜜月身ごもり婚~クールな旦那様のとろ甘な愛に溺れそうです~【華麗なる結婚シリーズ】

昔から5人で遊ぶことも多かったが、一番年上の蓮人兄さまは遊ぶというより、ただ見ていることが多かった気がする。
悠人君、真翔君兄弟は優しくいつも笑顔だったが、蓮人兄さまはいつも冷静で、クールで私に対しても厳しかった。

そんな子供のころからの関係性もあり、大人になった今も私は蓮人兄さまとうまく話せたことがない。
どうしても、蓮人兄さまを前にすると緊張してしまう。

小さくため息を付いたところで、ガチャっという音がかすかに聞こえ私はピシっと背筋を伸ばした。

「鏡花いるのか……」
そんな冷静な声でリビングの扉が開けられ、無表情の蓮人兄さまが入ってきたと分かったと同時に、蓮人兄さまの動きが止まり、険しく眉根が寄せられた。


「どういう話をしたんだ?」

「ごめんなさい」
そう告げると、私は床に手をつき頭を下げた。今蓮人兄さまがどんな顔で、どんな気持ちで話しているかなどわからないが、きっと予想外で面倒なことが起きたそう思っているだろう。
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